私たちが提案する“ワークライフバランス”とは、単に「もっと仕事量を減らしましょう」や「仕事とプライベートに費やすエネルギーを均等にしましょう」というものではありません。
仕事とプライベートは、本来切り離して考えられるものではなく、相互に関連し合っています。
例えば、家庭がうまくいっていなければ、仕事でも充分なパフォーマンスを発揮することはできないですし、仕事がうまくいかなければ、経済的に生活が成り立たなかったり、休みで家にいてもイライラしてしまうこともあるでしょう。逆に、個人的に勉強したことや子育ての経験が仕事の役に立つこともありますよね。
それぞれがよい影響を与えあうことで、全体としてよりうまくいく、より充実感を得られる構造になっていると考えられます。
そして、一人ひとりのライフステージによって、適切な重きのおき方、バランスの取り方は変わってきます。
例えば、子供が生まれた時期であれば、現実的に育児の時間が必要になる一方、家庭生活から得られる充足感は高くなります。このとき、
「男性でも育児休暇を取得できた!おかげで子供とじっくり触れ合う機会がもてた。」
「育児の大変さを理解して、時短勤務に協力してくれる会社や同僚にありがとう!」
そのように周囲への感謝や幸福感まで感じることができたら、仕事もがんばることができ、これは素晴らしいワークライフバランスではないでしょうか。
また、「20代のうちに、とにかく経験を積みたい!」「寝る間も惜しい!」と、夢をかなえるためにがむしゃらに働いている方もいらっしゃるでしょう。残業や徹夜続きでも、そこに充実感があるのであれば、それが今のその方にとってのグッドワークライフバランスと言えると思います。
現実的には、ワーライフバランスを意識されるのは、20歳代後半から30歳代の方に多いと思います。この年代は、結婚や出産、育児などのライフイベントが多く重なる時期で、仕事だけに割くことのできるエネルギー量は、一時的に減少します。
一方、働き手に対する企業側からの期待の大きさは、この年代に極端に集中しているため、「家庭にほとんど時間を割くことができない」、逆に、「やむを得ずキャリアを諦める」というように、仕事か家庭かの、どちらか一方を優先せざるをえない状況になりがちだからです。
しかし、会社が求めているのは、毎日遅くまで残業して働いてくれる人ばかりではありません。実は「優秀な人材なら限られた時間でも働いてほしい」そんなニーズがあります。
お互いに求めているのに出合えていない、その出会いをお手伝いするのも私たちの仕事です。
それぞれの方のライフステージにフィットした転職をサポートするのが、
私たちアプリシアの「ワークライフバランス転職」です。